このお酒はどう飲むのだろうか(仁義なき戦いとかでしか見たことがない。)

 

本日のメニュー

 

こんばんは!

フットワークの軽い、宇都宮の税理士 永井です。

今日は、無駄な在庫は整理したほうがいいですよ!という件について

在庫と税金は密接に関係しますので、そのあたりを書きたいと思います。

 

 

在庫と利益の関係

 

特に、小売業、卸売業を行っている場合、

販売する商品は仕入れ業者などから仕入れます。

仕入れ代金がそのまま全額、経費になるわけではございません。

 

「売上に対する原価」は、計上した売上に対して、売り上げた販売商品に対応する仕入金額のことになります。

一つ70円で仕入れた商品を100円で販売した場合、売上高は100円で売上原価は70円となります。

よって、差し引きした利益は100円ー70円=30円となります。

 

上記のように、商品を一つだけ販売した場合には、わかりやすいのですが。

1年間を通じて計上した売上高について、売り上げた商品の仕入金額だけを売上に対する原価として経費に計上する必要があります。

 

その年の売上高に対する売上原価は、売り上げた商品の仕入金額を一つ一つ調べて集計しても計算できます。

しかし、販売回数や商品数が多いと大変な作業になってしまいます。

そこで、売上に対する原価は次の①~③を用いた差し引き計算(①+②―③)で求めることになります。

①前期末の棚卸金額(期首の在庫)

②当期中の仕入金額の合計

③当期末の棚卸金額(期末の在庫)

よく税理士から「期末の在庫数えてくださいね!」と言われることがあるかと思われます。

その理由としては、その年の売上に対する原価を計算するために期末の在庫が必要となるわけです。

 

 

在庫処分するメリットとは?

 

売上に対する原価の計算方法によれば、当期末の棚卸金額(期末の在庫)が小さくなれば、

その分、売上に対する原価が大きくなり、売上高との差引で計算される利益は小さくなります。

つまり、当期末の棚卸金額(期末の在庫)が小さくできれば税額も少なくなるということになります。

 

税額を少なくする観点から考えてみますと、

期末の売れ残り商品はバーゲン等の見切り品として売ることも一つではないかと。

(損をしてまで売る必要はないので、そこら辺の見極めは重要ですが。。)

また、流行遅れのものや価値が減少したもの、長く売れ残っている商品は期末に廃棄して整理することも在庫が少なくなることになります。

 

 

一日一新

 

JDL 宇都宮営業所(税務ソフトのデモンストレーションとAI-OCRの初体験!)

知り合いの弁護士先生からのご連絡(高校以来なので、16年ぶり)

 

 

編集後記

 

今日は、JDLさんでAI-OCRを触ってきました。

読み込むと一瞬で仕訳がされて、検算ができるとは恐れ入りました。

単純に記帳代行をする時代は本当になくなるんだなぁと。

老舗の会計ソフトメーカーなのですが、押しも強くなくいい雰囲気でした^^。