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今日は生真面目と融通が利かないのラインについて

仕事柄、自分自身が真面目であることは大切ですが、融通が利かないのは個人的には微妙だなと。

お客様と接するとお客様の考え方や価値観に合わせて考えたいなと。

 

 

真面目なうえで、融通を利かせたい

 

税理士の仕事では、お客様の経理や税務に関してご相談ごとの解決に伴走させて頂いたり、考え方のアドバイスをさせて頂く機会がよくあります。

通達、法令等にしっかり書いてあれば困ることはないのですが、だいたい実務においては実務書などに書いていないケースがほとんどかなと。

 

そのようなときには、税法など基本に立ち返りどう考えるかが大事になります。

そして税法に照らし合わせて、お客様のケースではどのようになるかをご説明することになります。

 

しかし、お客様が知りたいのは、”法律上そうはいっても実際どうなのよ”というところを聞きたいという場合が多いように感じています。

なので、個人的には質問に対して真面目一辺倒の回答だけはしないように心がけています。

 

自分たちの仕事は、アドバイスなどの無形のモノをお客様に提供することが仕事となります。

よって、いくつかの選択肢をお客様にご提示するようにしています。

1つのパターンがだめでも、他の方法などを用意することでお客様に納得いただけることもありますし。

 

最終的にはお客様の気持ちが第一になってきます。私たちは意思決定の選択肢を提示する会社の経理の舵取り役(脇役)のイメージです。

あくまで船長さんはお客様です。

とはいっても、絶対に認められないものは、”ダメ”ですので、そこはしっかりお客様の考えやリスクの度合に応じて一緒に問題の解決に努めるのが私の役目かなと。

 

問題あるか無いかグレーな範囲の事案は、お客様に対して丁寧にリスクの説明とお客様の判断がどうなのかを尊重して、お客様に決めていただくようにしています。

そのため、同じ問題でもお客様によってゴールが異なることは実際にあり得ることになります。

 

税務や会計についてのお客様からのご質問はその背景や趣旨などをしっかり読み解きお客様に合ったベストな提示をできるように、真面目、且つ、お客様の立場に立って融通と利かせられることが大切だなと。

真面目と融通が利くかどうかのバランスはよく考えないないといけませんね。

 

税務や会計は解釈が絡んできますし、その解釈は個人によって異なる場合があります。

そういう点もお客様と税理士との相性が合うかどうかの判断材料ではないかと思う点でもあります。

 

 

一日一新

 

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