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こんばんは!
フットワークの軽い、スポーツ大好き宇都宮の税理士 永井です。
今日はひとり税理士のリスク分散について
当事務所の経営戦略として、特定のお客様や業種に偏らないことが大切だと考えています。
なぜなら、大口顧客や特定の業種に特化していると、その売り先との関係が無くなったり、その業種が弱くなってきたときに一気に売上も下がるからです。
何かあった時でも負けないような経営体質にしておくことが重要だよなぁと。
特定の顧客・業種に偏らないことでリスク分散になる
私は2022年1月に個人の会計事務所として独立開業しました。
お客様はいない状態でのゼロスタートでした。
そんな中、他の税理士法人から仕事を外注するという話がありました。
ただ、その仕事はいつかは無くなる可能性がありましたし、あくまで外注されているだけなので、自分でハンドリングできない分仕事を失うリスクもありました。
これじゃ会社員となんも変わらねぇよなぁと。
そのため、その案件は受けないことにしました。
仮にその案件に頼っていた場合、その仕事がなくなれば、自分にとっては大ダメージです。
そんなリスクを抱えながら仕事をするのはあまりいい状態ではないよなと。
そういう経験もあって、特定の顧客に頼るリスクというのを個人的には強く意識しています。
最初から、自分の力で集客し、継続的な収益を得られるような地道な経営をするように心がけています。
リスク分散をどう図るのか
コロナ禍では業界の明暗が如実に分かれてしまいましたね。
巣ごもり需要を捉えたゲーム業界は軒並好業績ですし、逆に移動制限により旅客業や観光業は大打撃を受けています。
さすがにコロナのような天災は予見のしようがありません.
しかし、それでも考え得る限りのリスクを考えて、そういった不測の事態にも強い経営体質となっておくことが重要かなと考えます。
リスク分散の一つとして、売り先のリスク分散を図るコツは他にも色々あります。
ご自身の業種や業界、職種によってリスク分散をどう図るかというのは変わってくると思います。
下記のようなものが該当するのかなぁと。
①特定の大口顧客に頼るのではなく、顧客数を増やす。
②特定の業種、業界、職種をターゲットにするのではなく、満遍なく偏りが出ないようにする。
③スポット案件よりも継続的な案件に注力する。
④販路を複数持つ。
⑤販売する商品やサービスのラインナップを充実させる。
自分の売上の性質を分析して、どういう軸でリスク分散を図るのかということを考えることは有用かと思います。
もちろん、一番の強みとなる商品やサービス、売り先については、ある程度注力すべきです。
それが自分の強みとなり、同業他社との差別化にもなります。
ただし、そこに自分の経営資源を集中させすぎるのは時にリスクを伴うということも忘れないようにしたいものです。
一日一新
とある地ビール
人事労務freeeの認定アドバイザーの勉強
編集後記
今日は午前中は相続案件の質問対応と創業セミナーの準備
午後は新規のお客様の契約書作成とお客様の月次チェック
夜はテニス(国体があるので、平日の夜は1カ月お休み)
やっぱり相続の業務は個人的には奥が深いなぁと。
色々なことにアンテナを張っていないとなぁと思います。
毎日毎日勉強するために、専門書とにらめっこするこの仕事やっぱり好きだな。