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こんばんは！
フットワークの軽い、スポーツ大好き宇都宮の税理士 永井です。
今日はフリーランス（個人事業主）の方の事業税について
フリーランスの方は、一定の額以上の利益が出た場合には、事業税というものが課税されます。
事業税は所得税とは違い、賦課課税方式というものになります。
この賦課課税方式というのは、各県税事務所が所得税の確定申告書を基礎として計算し、納税義務のある方に税額を通知します。
よって、自分で計算する事がないため知らない方も多いのではないかなぁと。
（急に納付書が送られてきて、びっくりする方もいらっしゃいます。）
個人事業税とは？
個人事業税は地方税のひとつで、都道府県に対して納付します。
内容としてはフリーランスの方が事業をするうえで行政サービスを利用していることから、その経費の一部を負担するための税金です。
対象となる業種が絞られていたり、控除されたりして、課税されない事業主もいます。（下で詳しく書かせていただきます。）
前年中の所得が税額計算の基礎となります。
事業税の課税所得金額＝事業に係る総収入金額ー事業の必要経費（事業専従者給与額を含む）ー事業主控除額（２９０万円）
ここでのポイントは”青色申告者の場合、青色申告特別控除額は控除せず計算する”という点です。
また、２９０万円の事業主控除があるため、事業所得等の利益が、青色申告特別控除前の金額で２９０万円以下なら、その年は事業税が課税されないということになります。
事業税の額＝課税所得金額×税率 ←このように計算されます。
税率は業種により３％～５％ということになっております。
個人事業税の課税対象となるのは、法律で定められた７０の業種のみです。
そのため、これらの業種に該当しない場合、事業税は課税されません。
７０の業種は３つの区分に分けられていて、それぞれの区分ごとに税率が決められています。
該当するかどうか分からない場合は、事業所がある都道府県に事前に問い合わせて確認すると良いかと。
事業主控除は月割計算なので注意が必要
”今年事業を始めたけど、２９０万円以下になってるから安心だ”という方
”今年事業を廃止するけど、利益２９０万いかないから事業税はかからないな！”という方
このような方は注意が必要となります。
事業税はその年の事業を営んでいた期間の分しか控除してくれません。
そうです！月割りとなります。
詳しくは下で見ていきましょう。
年の途中で事業を開始されたケース
２９０万円は１年を通じて営業していた場合の控除額です。
年の途中で開業した場合、月割りされ、控除額が減ります。
例えば３月に事業を始めたケース
事業を営んでいた期間：３月～１２月の１０ヶ月
２９０万円×１０/１２＝２，４１７，０００円（控除額）
そのため、青色申告特別控除前の利益が２９０万円以下でも事業税がかかることがあります。
自分で計算して申告するわけではありません。
よって、翌年の８月頃事業税の納付書が急に届くことになります。
年の途中で事業を廃止されたケース
例えば９月で事業を廃止したケース
事業を営んでいた期間：１月～９月の９ヶ月
２９０万円×９/１２＝２，１７５，０００円（控除額）
こちらのケースも、青色申告特別控除前の利益が２９０万円以下でも事業税がかかることがあります。
年の途中で事業を廃止した場合は、廃止した日から１か月以内（死亡により事業を廃止した場合は４か月以内）に各県税事務所に申告しなければなりません。
申告がない場合は、各種控除が適用されないこととなっております。
よって、申告が必要となってきます。
個人事業税は、確定申告の中で経費として計上できます。
理由としましては、事業の運営に必要なコストに該当するからです。
廃業したときも、個人事業税を申告することで、その年の所得に関する確定申告に個人事業税を算入できます。
一日一新
社会保険の手続きの確認
商工会議所
サロン・トリート さん（隠れ家的なリラクゼーションサロンで、オーナーさんが最高。）
編集後記
今日は午前中は商工会議所にお伺いした後にサロン・トリートさんのヘッドスパ体験を
午後は、月次の処理や新規案件の提案シートの作成、インボイス制度の講師資料の準備などなど
生まれて初めてリラクゼーションサロンでのヘッドマッサージを体験してきました。
めちゃくちゃ気持ちよく、途中身体が浮いていたかもしれません。
ヘッドマッサージでさえここまで気持ち良いと、ボディケアを経験したら本当に浮いてしまうかもしれません。
オーナーの方の暖かく優しい人柄も相まって、心も癒されました。
次回はテニスの後の筋肉痛の時に♪