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今日は、資料収集の重要性について
今回は珍しく法人の確定申告について書きたいと思います。
(個人の確定申告にも相続税の申告にも通ずるものがあります。)
法人の確定申告は事前の準備を制する者が申告を制すると思います。(受験の格言みたいな)
事前の段取りが重要
法人の確定申告で特に大切なのは、資料収集と言っても過言ではありません。
(法人の確定申告だけではなく、個人の確定申告でも相続税の申告でも資料の収集はとても重要となります。)
どうしても期限がある仕事です。
期限があるからこそ、事前の仕込み(準備)は重要だなと。
意外とラーメン屋さんのスープの仕込みに似てるかもしれません。
お客様にご迷惑をおかけしないように、要領よく漏れなく資料を収集したいですよね。
(お客様も忙しいでしょうし、一回で漏れなくオーダーできるのが理想です。)
会社ごとに必要な書類は異なりますが、本質的に必要な書類は変わらないかと。
今日は、私が考える必要な書類をザックリ書きたいと思います。
1:登記事項の変更
今期中に登記事項に変更はありましたら履歴事項全部証明書が必要となります。
2:株主の変更
今期中に法人の株式の売買等の有無がある場合には、お教えください。
申告書を作成する上で、必要となります。
3:期末の銀行の通帳のコピーと期末の残高証明書
基本的に取引銀行の残高証明書をご準備いただくことになります。(通帳がない口座もありますし。)
また、利用されている各口座の通帳の、期末日のページのコピーが必要となります。
なお、普段は利用がない通帳(特に定期・定積など)については利息がついている可能性があります。
必ず決算日後にご記帳が必要となります。
4:期末の不良債権の有無
売掛金などの債権で期末日時点で取引先が倒産等の状態になり、回収が懸念されるもの。
弁護士事務所などから送付された書面があれば、それも大切な資料となります。
5:固定資産の増加・減少
今期中に廃棄・売却等された確認が必要となります。
6:期末時点の従業員数
従業員数は役員・正社員・パートなどすべてを含みます。
複数の事業所がある場合は事業所ごとの従業員数が必要となります。
7:締め後の売上・仕入・経費
売上・仕入・経費などの締め日を20日などにされている場合は、特に重要です。
20日から期末日まで数日間の売上・仕入・経費を今期の決算に計上する必要があります。
特に売上の計上漏れは怖いので、注意が必要となります。
8:期末の在庫
期末日現在の在庫(棚卸資産)について、集計が必要となります。
不思議かと思われるかもしれませんが、期末日現在お手元になくても、期末の在庫として数えることになります。
仕入れたが、未だ到着していないもの(未到着在庫)も、外注先などで加工してもらっている途中のもの(預け在庫)なども集計します。
今日は、珍しく真面目な記事を書かせていただきました。
期中からお客様とコミュニケーションをとっていれば、特に漏れるものはないかと思います。
お客様の大切なものを守れるように、慎重に仕事に励みたいと思います。
大門未知子のように「私、失敗しないので」と言えるように。
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