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こんばんは!
フットワークの軽い、スポーツ大好き宇都宮の税理士 永井です。
今日は、小規模事業者のキャッシュレス対応について
最近はこのようなご相談が多いので、そのあたりについて
すべてに対応することは厳しい
キャッシュレス決済が騒がれている影響で、これまで現金のみの取扱で仕事をしてきた事業者の方も、対応を検討せざるを得ない状況にあるようです。
その影響は小規模事業者の方にも関係してきています。
これだけキャッシュレスの話題が大きいと、小規模事業でもクレジット決済などの導入を検討することになっているのではないでしょうか。
しかしながら、基本的には決済手数料がかかることになります。
(初回数カ月は無料などはあるかもしれませんが。)
決済手数料を払って赤字になってしまうビジネスモデルであれば、あえてやらないという選択肢も当然出てきます。
ただし、キャッシュレス決済に対応するといっても、実際に対応するのはそう単純ではありません。
キャッシュレス決済には多くの種類があり、ご自身のビジネスにどう対応するかを決める必要があります。
自分のビジネスに合う合わないがありますでしょうし。
特に小規模事業者の場合、
すべてのキャッシュレス決済に対応するのは現実的ではありません。
キャッシュレス決済にひとつ対応するということは、単純に事務的な作業がひとつ増えることを意味するからです。
常に事務的なオペレーションのボリュームを考える
キャッシュレス決済といえば、現状では以下のようなものがイメージできるのかなぁと。
①クレジットカード決済
②電子マネー
③QRコード決済
④スマホ決済
などなど、多くのものがあります。
しかしながら、キャッシュレス決済の種類は多岐にわたります。
どれを取り入れて、どこまでやるか?
悩んだら、自分のビジネスに合わせたキャッシュレス導入を検討しましょう。
クレジットカード決済の対応も、どのカード決済サービスを自分の会社に導入するかで異なります。
例えば、3社対応すれば、3つ別のキャッシュレス対応をしたことになります。
そのそれぞれのカード事業者から、決済金額が入金されます。
電子マネーやQRコード決済、スマホ決済も同様です。
PayPay決済はPayPay経由で入金がされることになります。
基本的に、対応したキャッシュレス決済の分だけ、
それぞれ別々のタイミングで銀行口座に振り込まれてきます。
そして、どうやって経理をするかによります。
売りの管理と入金の管理とチェックと確認などへの対応も、対応したキャッシュレス決済の数だけやることになります。
取り扱いの種類を増やせば、増やすだけ手間が増えることになります。
よって、それなりに事務的な作業が増えることは容易に想像できます。
たくさん対応し、検討した結果、ほとんど使われないというものも出てくるでしょうし。
クレジット決済には、当然決済手数料がかかる
消費税10%への増税時への対応として、キャッシュレス決済をすることでポイント付与といった流れがございました。
それ以降、キャッシュレス決済への関心は高まっておりました。
PayPayをはじめとしたQR決済も普及していますし、自分も結構使用させていただいております。
しかし、その中でも、やはり圧倒的にシェアが大きいのが、クレジットカード決済ではないかなぁと。
購入者、サービス利用者はクレジットカードを提示することで、品物を購入・サービス利用を出来ます。
しかし、その決済をすることで、お店側はカード会社に決済手数料を支払うことになります。
たとえば、私の事務所では、スポット税務相談をはじめとしたサービスで、今後はカード決済を導入する予定です。
Airレジというサービスを利用しようかと思っております。
私の場合、相談のお申込みをいただき、事前にこちらからカード請求書をメールでお送りすることで、お客様に決済していただこうかと。
中小規模の事業者の方で、キャッシュレス決済を検討して、カード決済を導入することを検討することもあるかもしれません。
しかし、カード手数料を支払って、利益が確保できることが見込めない場合、導入をしないという選択肢をすることも出てくるのかなぁと。
仕事の仕方に合わせてキャッシュレス導入をする
どのキャッシュレス決済を導入すれば良いか悩んだら、自社の仕事の仕方に合わせて導入してみましょう。
まずはクレジットカードの対応はしておく。電子マネーはどうか?など。
その中で可能なものをとりあえずいくつか対応してみるのが良いかもしれません。
ちなみに、キャッシュレス決済で売りを立てることは、クラウド会計ソフトとの相性が良いです。
クラウド会計とデータ連携出来るので、私のお客様にも導入いただいております。
まだまだ、そこまで日本では普及し尽くしているとは言えないキャッシュレス対応です。
今からの対応でも、十分間に合うような気がします。
戦略的にキャッシュレスを導入しない選択肢も必要
キャッシュレスは推し進められはいても、それを導入することで利益が少なくなる事業を行っている場合、
戦略的にクレジット決済などのキャッシュレス決済を導入しないという選択肢は必要かと。
むしろ、手数料が先行で発生する現状が考えられるのであれば、キャッシュレスは導入すべきではないということも考えられます。
キャッシュレスを導入するのか、しないのか。
クレジット決済を導入するのか、しないのか。
キャッシュレス熱が高まり始めている今だからこそ、考える価値があります。
当面は、あえて導入しないという選択肢。
全然アリですよ。
あるいは、もしそれで将来売りが減るのであれば、利益をカバーできるように動く。
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編集後記
今日は午前中はお客様の月次チェックと新規のお問い合わせのご対応
午後は、司法書士の先生と新規案件のお打ち合わせ
夜はお客様の月次ミーティング(今回は中小企業診断士の先生もご参加いただきました。)
いろんな士業の先生と話しているとまだまだ勉強不足だなぁと。
自分も負けじと自己研鑽したり、視野を広げていかないとなぁと思いました。
まだまだスタートラインに立ったばかり。
いつまでもこの税理士として独立した気持ちを忘れないようにいたいよなぁと。
試験って受かって資格を取ってからがスタートだからと税理士試験の試験の日に思ってみました。