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こんばんは!

フットワークの軽い、スポーツ大好き宇都宮の税理士 永井です。

今日は、中級者は一番危ないというお話について

今回の中級者は”税理士ではないが、税金に詳しい方”のことです。

情報が溢れている世の中だからこそ、正しい情報をご自身で取捨選択をすることが大切です。

その得た情報通りの取り扱いをして、不利益なことがあった場合、

それはあくまでも自己責任となってしまいます。

もしも税金について気になること、わからないことがありましたら、手前味噌ですが税理士に相談することをオススメします。

 

 

その情報は本当ですか?

 

事業をおこなっていると、”税理士ではないけれど税金に詳しい方”に出会うことがあります。

そういった方から税金についてのいろいろな情報を得ることもあるかと思います。

しかし、税理士ではないけれど税金に詳しい方から得る情報は実は危険な場合が沢山あります。

 

よくあるのが「この支払いは経費になる」といった情報です。

なかには、「個人的な飲食代を経費にしている」という内容や「プライベートで使っているもの経費にしている」という内容など、黒に近いグレーなものがあります。

もちろん、個人的な飲食代は経費となりません。

 

 

その情報にある問題点

 

自称中級者から得る情報は次の①~④のような問題点があります。

 

①情報の根拠や出所が不明確

税理士でない税金に詳しい方は、どこからか情報を仕入れてきます。

情報は仕入先が1番重要といっても過言ではありません。

根拠が法令であったり、判例であれば良いかと思います。

しかし、そういったことはかなり稀だろうなぁと思います。

どこかから情報を仕入れてきて、その情報を都合の良いように解釈している可能性さえあります。

(ご本人にそのような意識が意図をしてなくても、勘違いしていることもたくさんあるのではないかなぁと。)

どこから得た情報なのか。その根拠が間違いないところであれば、信憑性は高いものとなります。

 

②そもそも情報が古い可能性が。。

教えてもらった情報が、今現在の法令に沿ったものであれば良いのです。

しかし、古い情報である場合があります。

特に税法は、毎年改正されています。

よって、去年までの取り扱いが今年から異なることさえあります。

ですから、その情報はいつ時点での情報なのかも重要な要素になります。

 

③たまたまの場合がほとんど

「どこどの社長がプライベートの支払いが経費として認められた」

「どこどこの会社はプライベートの飲食代を研修費にしている」など

このような類の話は、よくよく話を聞いてみるとたまたまだったことがよくあります。

 

そもそも、申告した時点では税務署側は支払いの内容までは確認できません。

実際に支払い内容を確認できるのは税務調査の時になります。

また、実際に税務調査があったとしても、調査官が全ての内容を完璧に確認できるわけではありません。

よって、プライベートの費用が混ざってしまっていたとしても何も指摘されないこともあります。

そういった経験から「プライベートの支払いが経費として認められた」と勘違いしてしまうケースが多いのです。

そのような場合は認められたわけではありません。

ただ単に、見逃されただけですから、その情報を鵜呑みにしてしまうと後で痛い目を見ることもあります。

見逃されたと認められたは大違いです。

 

④一番怖いのが税理士法違反の可能性

そもそも、税理士以外が税金の相談に乗ることは税理士法違反となります。

税理士業務は無償独占といい、有償無償に関わらず税理士以外が税金に関する相談に乗ることは禁止されています。

ただし、一般論を話すのは税理士以外でも問題ありません。

どこまでが一般論で、どこからが税務相談に該当するかというのは難しいところになりますが。

 

 

結論!税金のことは税理士に聞こう

 

このように、専門家ではない方からの情報は危険な場合があります。

専門的なことは専門家に、税金のことについては税理士に聞くようにしましょう。

税理士は、税金の取り扱いについて明確な根拠に基づいて考えるということが身についているような気がします。

例えば、税金の取り扱いが法令に基づくものなのか、通達に基づくものなのかで考え方が違う場合があります。

通達は、法令ではありませんが、国税庁が「この事例に関してはこの取り扱いをするように」という趣旨で出しているものです。

法令とは違いますから、厳密に言えば通達の取り扱いをする必要はありません。

実際に、通達の取り扱いを巡って裁判になり、判決によっては通達の取り扱いが変わることがあります。

しかし、実務上は通達に従って処理することが多くあります。

また、法令とは違い、頻繁に取り扱いが変わるのも通達です。

こういったことは、専門家でないと情報を得ることは難しいものです。

 

 

一日一新

 

小山ヴァル スターバックス

 

 

編集後記

 

今日は午前中は中学校の後輩君がやっている理容室にカットに、その後福田屋百貨店にぶらっと

午後はお客様と司法書士の先生と打ち合わせ。

夜は創業塾へ

 

司法書士の先生の段取り力がすさまじいです。

私ももっともっと段取りやスケジュール管理を上手になりたいなぁと。

 

あとは理容師さんのデザインの再現性に驚きました。

”横を短めに。。”となんとも雑にオーダーしてしまったのですが、

自分がこんな風になりたいなという髪型にしていただけました。