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こんばんは!
フットワークの軽い、スポーツ大好き宇都宮の税理士 永井です。
今日は、資金繰りと銀行借り入れの基本的な内容について
会社をうまく経営していくうえで非常に重要な2点となります。
そもそも資金繰りって何?
起業までに知っておくべきことはたくさんあります。
”実際にどう会社を経営していくか”ということは、経営者としてはぜひ知っておきたいところになります。
資金の流れをコントロールし、会社に出入りするお金を管理・把握し、諸経費の支払いにすぐ対応することを”資金繰り”といいます。
この場合の”資金”というのは、現金預金・有価証券のように即現金化できるもののことを言います。
よって”定期預金”や”不動産”のように現金化に少々お時間のかかるものは”資金”に含まれないこととなります。
資金繰りは会社を経営するうえで、とても重要な業務のひとつだと考えられています。
また、資金が不足すれば会社存続の危機に陥る恐れもあり、経営者はうまく資金繰りを行う必要があります。
資金繰りに失敗すると。。?
仕入れ、社員への給与支給、売掛金の回収などがうまくいかず、資金繰りが滞ってしまった場合、どうでしょうか。
仮に、支払いのための現金を用意できないといった場合、
会社は銀行などからお金を借りることで資金を調達することになります。
しかし、万が一ここで借入できなかった場合、
支払手形の不渡りを出してしまい、最終的には倒産してしまうことも十分に考えられます。
当然、不渡りを出した会社はうまく立て直せない限り、関連企業や他所からの信頼を失うことになります。
上手に資金繰りをするために
資金繰りの理想は、事業の売上で得た資金を新たな事業展開のために活用し、さらなる資金を創出することです。
お金を回すことで、より多くのお金を獲得するイメージです。
資金繰りをしっかり行うには、”資金繰り表”の活用が欠かせません。
資金繰り表とはその名の通り、会社の資金繰りを把握するための表です。
営業収支や財務収支といった資金の増減を実績と予想で表にして、資金の流れを把握します。
月ごとなど一定期間で作成するのが一般的ですが、決まったフォーマットは特にありません。
資金の支払いや受け取りの時期、あるいは資金調達の予定を組む際にも利用できます。
資金繰りをしっかりと行うためには、税理士や会計士、会社の経理担当者の力を借りるのもいいなぁと思います。
しかし、経営者が自らが当事者意識を持って、積極的に資金繰りに取り組み、改善を図っていくことが最も重要だと考えています。
銀行借入で得たお金を有効活用しよう
ここまで資金繰りの重要性について説明してきました。
資本金を手元に残しておくことは、会社にとって非常に大切なこと。
しかし、出資だけで多くの資本金を集めることができる企業ばかりでないのも事実です。
資金繰りがうまくいかず、無計画に場当たり的に銀行からお金を借りるという事態は避けたいです。
しかし、決算後の納税資金やボーナスの時期には資金不足になりがちですので、注意が必要です。
また、事業の内容によっては設備投資などのための新たな資金が必要になることも当然あります。
現実的に、多くの中小企業は、一部の上場企業のように広く出資を募って資金を調達することができません。
そんなときに活用するのが銀行借入です。
資金繰りの失敗で借入を行う場合は別として、上記のように正当な理由があれば、銀行から借りたお金も立派な資金であるといえるでしょう。
銀行借入の流れ
流れはザックリと、①相談、②書類の準備・申し込み、③面談、④審査、⑤契約・実行という形になります。
①相談:まずは電話か窓口で、融資担当者に借入を希望していることを伝えます。この時に希望する借入額や会社の状態も知らせます。
②書類の準備・申し込み:相談時に指示された申し込みに必要な書類を準備し、借入申込書とともに提出します。
③面談:申し込んだとき、あるいはその後、融資担当者との面談があります。ここでは資金の使途や希望額などを伝えます。初めての取引である場合は、一般的に3期分の決算書・定款・登記簿謄本などが必要になります。
④審査:銀行が融資をするかどうかの審査を行います。審査担当者が融資担当者に質問をし、そこで説明できなかった点を補強するため、新たな資料を要求されます。
⑤契約・実行:この時点で借入が可能になります。
初めて銀行借入するとき
最初にどの金融機関から、借り入れるかを検討します。
紹介してくれる人がいない場合は、商工会議所や日本政策金融公庫に問い合わせてみましょう。
起業したばかりで実績がない場合は、基本的に金利の低い日本政策金融公庫から融資を受けることをお薦めします。
どの金融機関から借り入れるにせよ、重要なのはいかに事業計画書がしっかりしているかという点です。
どのような事業にどのようにお金を使うのか、そして、どう返済する計画なのかを明確に伝えない限り、融資は受けられないと思っておきましょう。
また、気をつけたいのは担当者とのやり取りです。
起業したばかりで取引がない状態だと、融資を引き出そうという気持ちから会社をよく見せがちです。
しかし、嘘を伝えてはいけません。
ゆくゆく自分で自分の首を絞めることになります。
どんなに不利だと思われることでも、会社のありのままの状態を話す姿勢が重要です。
一日一新
鹿沼のクスリのアオキ
金融機関さんのとある支店
編集後記
今日は午前中はお客様と金融機関さんとのお打ち合わせ
午後はfreeeの研修と新規のお客様のご対応
夕方は妻の実家の墓参りなどなど
妻も仕事だったので、チビを連れて実家に。
チビはプールを買ってもらったので、プールに入っていたようです。
私が仕事に出かけていた間もお利口にお留守番をしていたようです。
帰りもわがままを言ったり、グズグズしないで、帰れるようになって成長を感じます。